旬の特集
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文書作成日:2015/11/26



 ブラック企業、ホワイト企業という言葉は、いつの間にか定着し、これらの表現は、就職・転職時の企業選びの指標として利用されるようになっています。一旦、ブラック企業というイメージがついてしまうと、それを払拭することはかなり難しいというのが実情です。一方、ホワイト企業という表現もその指標が漠然としている部分もあり、小さなトラブルが発生しただけで「ホワイト企業なのに・・・」というレッテルを貼られる状況が見られます。そこで、今回は、自社のイメージアップを図ることのできる厚生労働省の認定制度とそのマークについて解説しておきましょう。


 厚生労働省が取扱っている各種マークのうち、もっとも目にする機会が多いのがマタニティマークでしょう。妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮をしやすくするものとして活用されています。この他にも、子育てサポート企業として認定された場合に利用のできる「くるみんマーク」、仕事と介護を両立できる職場環境の整備の促進のために作られた「トモニンマーク」があります。これらのマークは、企業が利用することを想定して作られており、これらのマークをビジネスにおける様々な場面に取り入れることにより、自社がどのような取組みに力を入れているのかを表すことができるようになっています。



 くるみんマークを利用するには、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受ける必要があります。認定のためには、次世代育成支援対策推進法に基づき、行動計画を策定の後、行動計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした上で申請を行わなければなりません。認定を受ける際に策定する行動計画は、計画期間が2年以上5年以下であることや、計画期間において、男性労働者のうち育児休業等を取得した人が1 人以上いること等、9つの要件を満たしている必要があります。さらに、平成27年4月1日より、くるみん認定よりも高い水準で継続的な取組みを行っている企業を評価するために、プラチナくるみん認定が始まっています。このプラチナくるみん認定を受けるためには、くるみん認定よりも更に高い認定基準をクリアする必要はありますが、より注目度は高くなっています。



 アベノミクスの新3本の矢のひとつに、安心に繋がる社会保障として「介護離職ゼロ」が取り上げられました。近年は、働く人と介護の問題が徐々に広がってきており、厚生労働省でも現状の介護休業の仕組み等に関する見直し議論が始まっています。このように仕組みや制度の見直しも進められていますが、制度のみに頼るのではなく、仕事と介護を両立できる職場環境の整備に取り組んでいる企業に対し利用できるトモニンマークの活用も推奨されています。

 このマークの使用に関しては、くるみんマークのように認定を受ける必要がなく、「両立支援のひろば」 に仕事と介護の両立支援の取組みを登録することで利用できるようになっています。その手続きは、くるみんマークと比較して、かなり容易になっていますので、仕事と介護の両立を支援に力を入れる企業は利用してみてもよいでしょう。


 また、平成28年4月1日には女性活躍推進法が施行され、女性の活躍推進に関する取組みの実施状況等が優良な企業を認定する制度が設けられます。このようなマークの利用をきっかけに、自社が取り組むべき課題を整理し、自社にあった対応方法を考えていきたいものです。

■参考リンク
両立支援のひろば

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。

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