医療経営情報
医療経営情報
文書作成日:2015/11/30


 平成27年6月末に、総務省統計局より平成26年経済センサス基礎調査の速報(※)が発表されました。ここでは過去の経済センサスの調査結果も合わせて、医療業の業種別に全国の民営事業所数の推移をみていきます。




 平成26年の医療業の民営事業所数は、24年から6.6%増加し、全体で25万事業所を突破しました。業種別にみると、病院は24年にいったん減少に転じたものの、26年には8,466事業所になりました。一般診療所は24年、26年と増加を続け、84,491事業所になりました。
 歯科診療所は病院と同様に、24年にいったん減少したものの26年は増加に転じ、66,545事業所になりました。療術業は24年、26年と増加を続け、82,060事業所となりました。

医療業の業種別民営事業所数の推移
  21年 24年 26年 24年から26年の増減率(%)
医療,福祉 344,071 358,997 415,866 15.8
医療業 237,959 238,492 254,280 6.6
 管理,補助的経済活動を行う事業所 260 259 351 35.5
 病院 8,006 7,797 8,466 8.6
 一般診療所 77,651 78,390 84,491 7.8
 歯科診療所 64,520 63,692 66,545 4.5
 助産・看護業 2,859 2,995 4,546 51.8
  助産所 424 467 447 -4.3
  看護業 2,435 2,528 4,099 62.1
 療術業 76,428 77,669 82,060 5.7
 医療に附帯するサービス業 8,235 7,690 7,821 1.7
  歯科技工所 6,381 6,000 5,996 -0.1
  その他の医療に附帯するサービス業 1,854 1,690 1,825 8.0
平成26年経済センサス基礎調査速報、平成24年経済センサス活動調査、平成21年経済センサス基礎調査より作成




 次に24年から26年の増減率をみると、看護業(看護師業、派出看護師業、訪問看護ステーションなど)が62.1%の増加となりました。その他の業種もほとんど増加していますが、その割合は5〜10%程度で、看護業の突出ぶりが目立ちます。 一方、26年に減少したのは助産所と歯科技工所の2業種のみとなりました。助産所は少子化の影響があるものと思われます。歯科技工所は、21年から24年にも減少しており、2回連続の減少です。少子化やむし歯患者の減少などの影響が考えられます。

 医療,福祉全体も民営事業所数は増加を続けています。ただし、医療,福祉全体に占める医療業の割合は21年には約70%でしたが、24年は66%、26年には60%程度と低くなっています。福祉・介護関連事業所の増加が目立ってきたためですが、次回の調査結果ではどのようになっているでしょうか。


(※)総務省統計局「平成26年経済センサス‐基礎調査 調査の結果
 一部地域と業種を除くすべての産業分野の事業所を対象に、平成26年に行われた調査です。


※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
 本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
お問合せ
株式会社WiseBrainsConsultant&
アソシエイツ
〒850-0033
長崎県長崎市万才町10-16
パーキングビル川上301
TEL:095-895-8351
FAX:095-895-8361